18日 ブレント原油は小幅安、カスピ海の供給懸念緩和で
ブレント原油先物は売りがやや優勢となっている。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、「カスピ海からの原油供給を巡る不安がいったん和らいだ」と伝えた。前日には、ウクライナ軍がロシア南部クラスノダール近郊にある原油の輸送施設を攻撃。カスピ海沿岸で産出されるカザフスタン産原油は、輸出港のある黒海へ向けて輸送が減少していた。一方、トランプ米大統領による政策には、依然として不透明感が残る。関税政策やウクライナの和平交渉に関する材料を眺めながら、今後も原油相場は一進一退の動きとなり、「一方向へ大きく推移する展開は想定しがたい」(同氏)。
日経平均株価は前日比108円23銭高の3万9,282円48銭で推移している。ドル円相場は1ドル=151.72円と、前日17時時点(151.88円)と比べ、ドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):172.65 (↓1.21)
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