エクソンモービルはマレーシア国営ペトロナスと、石油ガス資産を売却することで合意したもようだ。売却対象にはエクソンモービルが1970年代後半に発見し、半世紀近く開発してきたトレンガヌ州のタピス原油の油田も含まれる。マレーシアの市場関係者からは、売却額について20~30億米ドルと推定する向きも見られる。エクソンモービルは2023年時点の推定で、マレー半島の石油ガス生産の40~50%にかかわっていると伝えられている。今回の売却決定は、エクソンモービルが石油生産を米国に特化するとの方針が伏線になっていると見られている。
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