中国=化石燃料の消費割合が全エネルギー消費の82%占める
中国石油化工(シノペック)のウェブサイトに掲載された情報によると、2023年の中国における化石エネルギー消費が同国のエネルギー消費の82%を占めた。このうち石炭が55%、石油が18.8%、天然ガスが8.6%となっている。 中国はすでに世界第2位の石油消費国および世界第3位の天然ガス消費国であり、海外からの石油と天然ガス依存度が比較的高い。依存度は年々上昇傾向にあるようだ。同年の輸入依存度はそれぞれ73.6%と39.9%に達した。 さらに、中国は石炭から天然ガスへの技術転換を積極的に進めている。同年の中国の天然ガス生産量は約2,320億立方メートル、消費量は約3,820億立方メートルだった。これが25年までに生産量が2,710億立方メートル、消費量が4,500億立方メートルとなり、国内の生産と消費の格差が一段と拡大すると予想されている。地政学的な要因から、海外の天然ガス供給には不確実性があるため、国内の石炭から天然ガスへのエネルギー転換を資源確保の有効手段として進展させることが急務だという。 |
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