シンガポールの舶用燃料(バンカー燃料)の販売数量は2024年1~8月の累計が前年同期より7%も多い3,600万トンとなった。このうちバイオ燃料と液化天然ガス(LNG)燃料の合計は累計70万トンに達し、2022年の年間総量を上回ったという。10月8~10日にシンガポールで開催したシンガポール国際バンカー会議(SIBCON)で、エイミー・コー上級国務大臣(環境サステナビリティ省、運輸担当)が基調講演で言及した。同大臣はさらに、25年4月1日から、バンカー燃料の供給者に対し、電子化されたバンカーデリバリーノート(electronic bunker delivery notes、e-BDNs)の提出を義務化すると発表した。取引の効率化、透明性、コンプライアンス強化が進むと期待されている。
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