中国=PTAの需給に引き締まり感
中国国内の高純度テレフタル酸(PTA)市場は、例年3~5月がポリエステルの需要期となるため、誘導品メーカーが設備の稼働率を引き上げる傾向にある。足元の稼働率は平均85~90%程度となっている。また、2025年に新規稼働を予定している誘導品設備も多い。こうした状況下、誘導品メーカーからPTAに対する買い気が強まっている。一方、このところPTA設備の定修が集中しており、需給に引き締まり感が出ている。
PTA設備の定修状況は、以下のとおり
PTA設備定状況 |
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会社名 |
能力(万トン)/年 |
定修期間 |
逸盛石化(Yisheng PC) |
200 |
1月末から停止。再開時期不明 |
江陰漢邦(Jiangyin Hanbang) |
220 |
1月6日から2カ月の予定 |
恒力恵州(Hengli huizhou) |
250 |
2月15日から停止。再開未定 |
海南逸盛(Hainan yisheng) |
250 |
2月14日~3月7日 |
恒力石化(Hengli PC) |
220 |
3月1日~15日間 |
儀征石化(Yizheng PC) |
300 |
3月3日~15日間 |
逸盛大化(Yishengdahua) |
375 |
3月15日から1カ月 |
三房巷(Sanfangxiang) |
120 |
3月に定修入り予定 |
四川能投(Sichuannengtou) |
100 |
4月から1カ月 |
海南逸盛(Hainan yisheng) |
200 |
4月5日から2カ月 |
福建百宏(Fujian baihong) |
250 |
4月中旬 |
寧波台化(FCFC Ningbo) |
150 |
5月 |
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