韓国のSKエナジーはこのほど、香港を拠点とするキャセイパシフィック航空と持続可能な航空燃料(SAF)の販売契約を結んだ。SKは2027年までに、韓国の仁川国際空港でキャセイに対し少なくとも2万トンのSAFを供給する。
SKは今年1月、韓国の製油所として初めて欧州向けにSAFを輸出した。同社は昨年9月にSAFの商業生産を開始、年間10万トンの生産体制を立ち上げた。
アジアでSAFの導入が活発化するなか、韓国は2027年から同国発の航空機に対し、SAF混合義務化を予定している。シンガポールは26年から出発便に対しSAFの1%使用を義務づける。タイも同年から1%の混合を義務化する計画だ。
SAFは廃棄物や再生エネルギーを原料として製造される航空燃料で、二酸化炭素の削減が期待できる。
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