30日 原油は反発、安値拾いの買いを受け
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日終値と比べ32セント高の67.53ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同32セント高の71.44ドル/バレルと、いずれも反発している。 30日アジア時間午前の原油相場は反発。29日海外時間の原油相場の下落を受け、安値拾いの買いが見られる。さらに、楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は、「中東情勢に対する不透明感は拭えていない」と述べた。米主要株式指数のナスダック(NASDAQ)が前日比で上昇していることも、同じリスク資産である原油に上昇圧力を加えている様子。しかしながら、以前にはイスラエルのネタニヤフ首相がイランへの全ての攻撃を終えたとの報道があり、中東情勢の緊迫感は和らいでいるとの見方がある。これが相場の上値を抑えているという。 日経平均株価は前日比498円98銭高の3万9,332円66銭で推移している。ドル円相場は1ドル=153.33円と、前日の17時時点(153.17円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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