24日 原油は続落、トランプ米大統領発言受け
24日アジア時間午前の原油相場は続落。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は、23日の世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)にオンライン出席したトランプ米大統領が石油輸出国機構(OPEC)に対して原油価格の引き下げを要求したことが、アジア時間でも弱材料視されていると指摘した。そのうえで、「トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領に対してもウクライナ戦争の早期終結を求めており、ウクライナ情勢が改善すれば原油価格はレンジを切り下げる可能性がある」との見方を示した。 本日の日銀金融政策決定会合については「ある程度利上げは織り込んでいるが、急速に円高ドル安が進めば、原油価格の下げ圧力を和らげる可能性はある」と指摘した。
日経平均株価は前日比273円55銭高の4万232円42銭で推移している。ドル円相場は1ドル=156.25円と、前日の17時時点(156.61円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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