13日 原油は反落、急伸後の調整売りで
13日アジア時間午前の原油相場は下落。前日の海外市場で買い進まれた反動で、持ち高調整の売りが優勢となっている。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」による増産開始の決定や、トランプ米大統領の関税政策に対する警戒感も根強いようだ。ただ、相場の下値は限定的。前週まで売りが殺到していたこともあって、「原油は長期的に見れば割安感のある水準で推移している」(楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト)。また、中東の地政学的リスクも払拭されない。イエメンの親イラン組織フーシは11日、紅海とその周辺海域を航行する船舶への攻撃を再開すると表明した。
日経平均株価は前日比359円12銭高の3万7,178円21銭で推移している。ドル円相場は1ドル=148.19円と、前日17時時点(148.60円)と比べ、ドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):159.19 (↑0.42)
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