25日 原油は小動き、関税政策に対する先行き不透明感で
25日アジア時間午前の原油相場は小動き。トランプ米大統領は24日、ベネズエラから原油やガスを輸入する国に対し、25%の追加関税を課す方針を示した。今後の関税政策に関しても、多くの国に軽減措置を設ける可能性があると述べた。このため、24日の米国時間の原油先物は上昇したが、「現時点では関税政策に対しての先行き不透明感が広がっている」と、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は指摘した。一部報道によると、トランプ大統領は4月2日に予定していた新たな関税を同日に発表しない可能性を示唆したが、関税に対する不透明感が再び台頭しているようだ。なお、目先の相場に関しては「様子見ムードが強く、方向感のない動きとなる可能性が高い」と同氏は述べた。 日経平均株価は前日比275円08銭高の3万7,883円57銭で推移している。ドル円相場は1ドル=150.60円と、前日の17時時点(149.64円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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