JERA=タイで水素・アンモニアの需要調査と分解装置の実証研究
JERAは11日、子会社のJERAアジアおよび東洋エンジニアリングと共同で、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業における実証要件適合性等調査」の採択を受けたと発表した。
本調査は、3社が共同でタイにおける安定的な水素供給の方法と幅広い産業への利用普及の可能性を調査すると同時に、アンモニアから水素を取り出すクラッキング技術や水素を貯蔵する設備を含む全体システムの最適化を検討するもので、事業期間は2024年度中ごろから1年間の予定。
同社は、2023年5月9日にタイ石油公社(PTT)との間で締結した覚書に基づき、同国における水素・アンモニアサプライチェーン構築に向け、アンモニアクラッキング技術の実現可能性評価を進めており、本調査においても引き続きPTTと協力していくという。
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