国内石油製品=9月16~20日:陸上ガソリン、東西で底上げへ
陸上ガソリンは、シルバーウィークに入り、拡販玉の後退がさらに進んだ。全般的に気温は高めで推移しており、小売り販売の大きな減販は伝わらない。原油安や円高から補助金額は10円を割り込み、補助金の動きに敏感な卸業者は一段と様子見を強めた。週間で千葉は0.05円高の133.9円、阪神は0.55円高の133.55円。
後半の三連休は秋雨前線の影響で東北地区の一部や北陸地区、九州地区で激しい雨が観測されたほか、首都圏でも曇りや雨など、行楽気運がやや削がれた格好となった。期末最終週は販売進捗が出遅れ気味の卸業者から拡販対応があるかどうか気になるところだ。京浜地区では三連休前に八潮ターミナルで在庫玉の整理売りから卸業者間で値下げ対応が表面化した。
石油連盟がまとめた14日現在のガソリン在庫によると、東日本は前年比1.7%減の92万4,250kl、西日本は同2.9%減の66万3,440klと、目立った余剰感は見られない。
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