底上げが見られた陸上ガソリンは、補助金の増額に合わせて再び売り気を強める卸業者が散見された。直近の補助金は16.4円。需給面で決め手材料に欠くため、補助金増減で一喜一憂しがちとされ、千葉は週間比0.3円安の132.35円、阪神が同0.5円安の131.75円に軟化した。

　その補助金制度はトリガー条項発動有無や12月から補助率の段階的な引き下げ案、年明け以降の延長案などが政府要人や報道機関から出始めている。政府は経済対策の一環として一部修正の補助金制度を盛り込み、月内に閣議決定、国会で成立を目指す構え。ただし17日現在、補助率や期限など正式な発表はない。

　そのほか、全国的に気温は高めながら、18日から東日本で冷え込みが増す見込み。北海道は平地で積雪、北関東でも降雪の可能性がありそうだ。気温の高さから冬季商戦がずれ込んでいたものの、本格化するか市場関係者の関心は高い。