LNG=3月3~7日:大ガスが買い唱え
DES北東アジア相場は先週、期近着が12.40ドル前後と軟化した。蘭天然ガス市況の下落や北東アジアの需要の弱さを背景に上値が重く推移した。 スポット市場では大阪ガスが4月中旬着を5月限の北東アジア着のスポット市況対比30セントのディスカウントで買い唱えていた。大ガスの買唱えは同社の泉北基地向けを指定しており、「自社の在庫積み上げ用の可能性がある」(日本企業)との見方が寄せられた。ただ大ガスを除いて日本の需要家からの買い意欲は見られない。東日本の都市ガス会社は「都市ガスは産業用の販売量が多く、寒波による暖房需要の増加がもたらした影響は限定的。都市ガスの販売量は例年比で2%程度しか伸びていない」と伝えた。
【FOB中東・DES中東・DES南アジア】 インド・グジャラット州石油会社(GSPC)は4日に応札を締め切った入札で、4月10~15日ムンドラ基地(年間受入能力500万トン)着を12.80~12.90ドルで購入した。
ベネズエラ海軍が、米エクソンモービルがガイアナ沖合で開発中のスタブローク(Stabroek)鉱区の油田に接近したと伝えられている。日本企業は「今後の状況次第では、随伴ガスの供給やガス田開発にも影響が出る」と指摘。
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