LNG=3月10~14日:KOGASが買い付け
DES北東アジア相場は先週、期近着が13.25ドル前後と上昇した。域内の需要が増加していることが強材料視された。 韓国ガス公社(KOGAS)の買い意欲が旺盛だ。同社は4月1~8日、4月12~20日、4月20~30日着の計3カーゴを購入したことが判明した。台湾向けでは台湾中油(CPC)が11日に応札を締め切った入札を通して4月後半~5月着の1カーゴを購入した。日本向けでは、大阪ガスが5月着を買ったもよう。また東日本の電力会社は「今後もまだ気温の低い日が予想されているうえ、これまで在庫消化が進んだため、買い余地が生じている需要家は少なくないだろう。スポット相場も以前に比べて下がっており、在庫充填用のスポット調達に動きやすくなっている」として、購入に前向きな姿勢を示した。
【FOB中東・DES中東・DES南アジア】 エジプトはドイツから浮体式貯蔵再気化ガス装置(FSRU)を借り入れる計画を進めている。エジプトの近年のガス不足に対応するため、現在ドイツのムクラン(Mukran)基地(年間受入能力990万トン)にあるFSRUのリース契約を結び、LNGの輸入体制を早急に増強する方針。
カナダのARCリソーシズは11日、米エクソンモービルとセダー(Cedar)プロジェクト(年産330万トン)出しのLNGについて、売買契約書(SPA)を交わした。ARCは同プロジェクトに原料ガスを供給し、液化されたLNGを年間150万トン前後引き取るが、これを全量エクソンに供給する。
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