第251回 ~地震に強いエネルギーとは?! ~の巻(2024年6月26日)
最近って地震が多いわね。
2024年に入ってから地震活動が活発化している印象があるね。
1月1日の能登半島地震では最大震度7を観測したね。3月15日は福島県沖で最大震度5強の地震があったし、3月21日は茨城県南部で最大震度5弱の地震があったわね。4月8日には宮崎県南部で最大震度5弱を観測した。
そんなに地震が頻発しているんだね。南海トラフ巨大地震も近いうちに発生すると言われているし、災害に向けて備えていかなくちゃね。
そんな地震にも強いエネルギーがあるのよ!うさりんは知ってる?
なんだろう、、地震で電気や都市ガスは止まりそうだし、分からないなあ。
実はLPGが災害に強いと言われているの。LPガスのボンベを見て分かるように、容易に運搬することができるので、個別に供給可能な「分散型エネルギー」になっているのよ。災害が発生してガスの供給が断たれた場合でも、都市ガスや電気に比べて復旧が早いと言われているわ。では、具体的になぜ復旧が早いのか見ていきましょう。LPガスの場合は、ガスの配管が短いため、異常が生じた部分を早く修理することが可能なの。また、「個別供給」なので1戸単位でガス機器の安全が確保出来次第、復旧が可能なのね。他のエネルギーよりも供給再開できるのが早いのよ。
LPGは「個別供給」だから災害に強いんだね!都市ガスはどうだろう?
都市ガスは、いわゆる「分散型供給」と言われているわね。配管が地中に埋まっていることや数百戸、数千戸単位での安全確認が必要となることから、復旧に時間がかかるの。
なるほどね。そもそもエネルギーの特性が違うんだね。
さらに、実際に地震が発生し、住民が避難した後の状況でもLPガスは活躍しているよ。避難所や仮設住宅での生活を余儀なくされた時に、LPガスを利用して給湯や食事を作るための煮炊きができるし、暖房や発電にも使える。避難所の施設にLPガスボンベとその供給設備を設置するだけですぐに使えるので、迅速に被災者の支援が可能になっているね。
すご~い。そんなに優秀なエネルギーなんだね。知らなかったよ~。
LPガス災害バルクシステムも紹介するわ。これはLPガスを備蓄するバルク貯槽と供給設備(ガスメーター、調整器、ガス栓)が一体となっている設備のことよ。これによって、災害バルクシステムと調理器具(炊飯器やコンロ)や給湯器、LPガス発電機、ガスストーブなどを組み合わせることができ、災害時でも火の調理が必要な食事や良質な室内環境を確保することができるわ。
そっか~。LPガスはちょっとお高いイメージがあったけど、うちもLPガスに変えようかな。
良いと思うわ!
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(文:徳武 )
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LPガスは「 」供給だから災害からの復旧が早い。
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