第271回 ~天然ガス液(NGL)って何? ~の巻(2025年4月2日)
うさりん、天然ガス液って知っている?
当然、知っているさ!いわゆる、LNGのことだろ?
実はそうじゃないの。LNGはLiquified Natural Gasで液化天然ガスのことで、天然ガス液はNatural Gas Liquidのことで、NGLって呼ばれているわ。
どう違うんだい?
ガス田から採れる天然ガスは、メタンやエタン、プロパン、ブタンなど様々な成分を含んだ化合物なの。LNGはここから主にメタンを取り出して、マイナス162℃まで冷やして、液体にしたものなのよ。発電燃料や都市ガスとして日本でもたくさん使用されているの。
NGLはどうなんだい?
NGLは、天然ガスからメタンを取り除いたあとの化合物のことなの。これをさらにエタン、プロパン、ブタンなどに分けて使うのよ。
どうやって分けるんだい?
それぞれの沸点の違いを利用するのよ。さっき言ったように、メタンはマイナス162℃で液体になるのに対して、エタンはマイナス89℃、プロパンはマイナス42℃、ブタンはマイナス1℃で液体になるの。ガス田から出た天然ガスをマイナス100℃程度まで冷やすと、メタンはまだ気体のままだけど、それ以外は液体に変わってしまう。そうやって、まずメタンを取り出すのよ。
そうか!マイナス100℃で液体になったものが、NGLというわけだね。
そのとおり!NGLに含まれるエタンなども同じように沸点の違いを利用して分けることができるのよ。NGLには、一般的にエタンが40~60%、プロパンが20~30%、ブタンが10~20%、それ以外が5~15%含まれていると言われているわ。
主に何に使われているのかな?
エタンはレジ袋やシャンプーなどを作るのに必要なエチレンの原料として主に使われている。プロパンは家庭の給湯用の燃料などに、ブタンはタクシーの燃料などに日本でもたくさん利用されているのよ。
NGLも日本の人たちの生活に欠かせないものを作るのに必要なものなんだね。とてもよくわかったよ!かめりん、ありがとう!
【お知らせ】 このコーナーに対するご意見、ご質問は、下記まで 電話 03-3552-2411 メール [email protected] |
(文:須藤 )
「やさしいエネルギー講座」から出題!
プロパンの沸点は何℃でしょう?
正解と思ったボタンを押してみよう。
エネルギーの知識をさらに深めたい人は、一般社団法人日本エネルギープランナー協会の検定に挑戦してみよう!
(リム情報開発は、一般社団法人日本エネルギープランナー協会を応援しています)