太陽石油=沖縄で国産SAF供給へ、非可食植物油を使用
太陽石油、J-オイルミルズ、日本トランスオーシャン航空、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は18日、25日の沖縄那覇発宮古島行きJTA565便に沖縄県産の非可食植物油で生成した国産SAFを使用すると発表した。NEDO助成事業の「バイオジェット燃料生産技術開発事業・実証を通じたサプライチェーンモデルの構築」の一環。
J-オイルミルズは沖縄県管理道路の街路樹から落下した非可食植物のテリハボクおよびポンガミアの種子を使い、ニートSAFの生成に成功した。生成したニートSAFは国際品質規格「ASTM D7566 Annex A2」に適合しており、太陽石油が沖縄事業所で既存のジェット燃料と混合する。同社にとってSAF供給は初めての試み。
テリハボクやポンガミアは沖縄県で街路樹や防風林に利用されており、テリハボクはその胚珠中の油分が40%~50%、ポンガミアは30%~40%と多い。荒れた農地でも栽培できる植物と位置付けられている。
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