第107回 (2020年11月25日)
春先以降、新型コロナウイルスの感染が拡大し、働き方も大きく変化している。リム情報開発もご多分に漏れず、通勤および勤務中の感染を避けるために社員の多くが在宅作業で日々のレポートを作成している。レポートの作成には、取材先に話を聞き、その情報を基に日々の各油種やガスの価格を決定し、それに沿って記事を執筆する。ただ自宅での作業となっても業務内容自体は出社時とほとんど変わっていない。もともと取材の際、電話あるいはメールで情報収集することが多いからだ。
最近はメールでの取材も多くなっているが、個人的には電話での取材を好む。その理由は、取材先の方々の顔は見えなくても、話し方で相手の感情が伺い知れるからである。また取材中に、たわいもない会話をし、どんなことに関心を持っているのかを聞くのも取材の醍醐味である。メールでの取材もいいが、自身がある意味「古い」人間からなのであろうか、事務的な印象を受けてしまう。
新型コロナの感染が収束しない状況下でも、リム情報開発は日々変わらず石油およびガス業界のスポット取引を中心とした最新の価格情報を発信していくことに変わりはない。こういった状況で燃料の消費低迷が叫ばれている。ただわれわれに燃料なしの暮らしはありえない。どんな働き方であれ、エネルギーの需要が存在する限り、市場の方々にマーケット情報を提供することにより、日々の取引に役に立てることを忘れずにいたい。
(植村)